ハローワークという職業安定所というのは、就職を前提とした求人を紹介しているところであり、内職は就職とはみなされていないので、内職を探すことができません。
ですがアルバイトやパートの求人というのは見つけることができることを知っていましたか?
求人をかけている企業の元で
ハローワークで見つけられるバイトやパートは、求人をかけている会社と契約し、その会社の下で働いているため、基本的には就職と考えられているのです。
実際にアルバイトやパート、契約社員の状態から、正社員になるケースというのも少なくありません。
内職は自宅で仕事を行うという働き方になりますから、業務委託や外部委託という扱いがほとんどです。
そうなると会社内で働いているという考え方ではないため、就職ではないといえるのです。
最近では、ネットを使って仕事を在宅で行うケースも多いですが、この場合も就職という考え方とは異なります。
家が仕事場ということは自営業という考え方ができますから、もしもこれが会社ならば自分が社長であり、他の会社から仕事を依頼されてこなしていく…という扱いになるわけです。
ハローワークの場合、自分自身で事業を始める人に対しては就職先を紹介するという考え方には該当しないため、利用しづらい状況となるわけです。
しかし在宅ライターのように、在宅で仕事をしたいという人は増えています。
ハローワークが利用できなければ、自分自身でパソコンを使って求人を探してもいいわけです。
個人で仕事をするのなら、他に頼らず徹底的に自分で仕事をさがしてみることも重要といえるでしょう。
いつかはローワークで在宅の求人が閲覧できるようになるか
ハローワークで紹介される求人の情報というのは、内職や在宅ワークは該当しません。
これらは就職とみなされませんから、職業安定所にとっては対象外になるのです。
扱い的には業務委託という働き方になるため、これは自営業を行っているのと、似たような考え方になります。
自営業は自分で仕事を行っているため、どこかに就職しているという扱いではないのです。
そうなると、少々不公平感を感じてしまう人もいるかもしれません。
どちらも同じように毎日働いているのに、なぜ自営業や在宅ワーカーには受けられない保障が出てきてしまうのかと考えてしまうものです。
たしかにこういった考え方は以前から変わっていないため、いまの時代にあわせた変化が必要になってくるかもしれません。
だれもが安心して仕事をすることが出来るような保険や保障制度を作り上げることが、今後の日本の課題ともいえるでしょう。
在宅ライターのような在宅ワーカーは年々増えつつあり、個人事業主の割合は、今後も多くなっていくはずです。
そうなればハローワークを使って在宅ワークを探すことが出来るようなシステムも出来上がってくる時代もやってくるのではないでしょうか。
すぐに劇的な変化は望めませんが、在宅ワーカーが増えれば、ハローワーク利用者自体も減ってくるでしょう。
そうなれば企業側も今のシステムに疑問を持ち、不満の声が増してくるかもしれません。